既婚男性と関係を持つ人の事を「お妾さん」と呼ぶことを、耳にしたことがある人も少なくないはずです。
現在では、あまり聞くことのなくなった言葉ですが、不倫とどう違うのか分かりにくいもの。
現代では、少し謎の多いお妾さんの生活についてご紹介しましょう。
不倫とお妾さんはどう違うのか、立場はどんなものかを知ることで、時代による考え方や文化の変化を感じ取ることが出来ます。
今でも密かに、お妾さんを囲っている既婚男性はいるというので、なりたい人は既婚者の彼にお願いしてみましょう。
お姫様へ。こちらが目次です！
不倫とお妾さんとの違い
経済的支援をされている
不倫とお妾さんとの違いは、経済的な面に表れます。
同じ既婚男性と関係を持つ女性であっても、不倫では経済的援助までする人は少ないもの。
恋愛要素が強くあり、よほど交際期間が長く、二重生活の状態にならなければ既婚者愛人の経済までお世話をする事はありません。
お妾さんは、男性から経済的支援を受けている状態です。
そのため、二人の間に子供を儲けても、経済的にはシングルマザーのような大きな負担なく、育てることが出来ます。
不倫関係で愛人の経済まで補えるほどの男性は、相当裕福な人に限られるところです。
それは、お妾さんを抱える男性も同じであり、経済的に裕福な人に許されたステータスとも言えます。
奥さんが容認している
不倫とお妾さんの違いは、妻の認識にあります。
既婚者の男性と肉体的関係を持つ相手としては、どちらも同じですが、不倫関係では「絶対に奥さんにバレてはいけない」という大前提があるものです。
お妾さんの場合、あまりいい顔はされませんが、奥さんは相手の存在を知っており、夫が女性の所に行くことを容認しています。
絶対にバレてはいけない関係と、奥さんに存在を知られながら男性が会いに来てくれる状況では、愛人側としては気持ちがずいぶん違うはずです。
戸籍に掲載される
不倫とお妾さんの違いは、社会的立場にもあります。
関係がバレてしまうと一刀両断で、完全に悪者となってしまう不倫とは違い、妾は戸籍にも記載されていました。
今ではその制度は無くなったので、記載されることはありませんが、明治時代の妾制度が現存するころは、社会的に受け入れられていたのです。
戸籍にこだわる人もいるほどなので、妾であっても好きな人の名前の傍に自分の名も刻めるのは嬉しいもの。
不倫関係では、名前が知れた時点で戸籍に載るどころか、裁判沙汰の要因となってしまうので、社会的立場でも大きく違います。
養子縁組する事がある
不倫とお妾さんの違いは、恋愛の行く末にも表れます。
不倫恋愛では、いくら愛し合っても二人が一緒になるには妻と離婚して、愛人と再婚するしかありません。
離婚という工程をはさむことが、どれほど現実的に大変なことかを知っているから、ほとんどの不倫カップルはそこまでのリスクを犯さず、ひっそりと破局を迎えます。
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妾の場合、既婚男性の死期が近くなったり、将来を心配したりすることで、養子縁組をする事があるのです。
妾との子供が成長する過程で、本妻の子と妾の子供では、職業の種類も稼ぎ方も大きく変わるから。
子供の将来の事などを考え、本妻の子供と同じように、少しでも多く財産分与されるように妾を既婚男性の子供として養子縁組します。
お妾さんがどんな生活をしているのか
別宅を用意されている
お妾さんは別宅を用意されており、そこで生活をしていました。
家が与えられているので、まず家賃の心配をする事がありません。
住む家がある事は、夫がいない人にとって、とてもありがたいことです。
大好きな人とデートをするにも、場所を考えずに済みます。
奥さんも存在を知っているので、コソコソ隠れて会う必要もないので、思い切り愛を育むことが出来るのです。
好きな人から住む家を与えられるなんて、愛されている事を実感できる要素と言えます。
食べるものに困らない
お妾さんの生活は、食べるものに困らない事です。
経済的援助を受けているので、生活費は全面的にお世話になることが出来ます。
好きな人から「生活に苦労はさせないからね」と言われたら、頼りがいを感じて、「一生ついていきたい」と思うのも当然です。
いつの時代も女性は、好きな人と一緒に過ごせれば、贅沢な暮らしでなくても構わないと望むもの。
お妾さんも、男性が通いに来てくれることが幸せに感じるはずです。
お世話係が付くこともある
お妾さんの生活は、お世話係が付くこともあります。
これは、よほど既婚男性が経済的に豊かで、甲斐性がある人に限りますが、本妻に付けるのと同様に、お妾さんにもお世話係を向かわせるのです。
生活費に苦労しない、家があるだけでなく、身の回りのお世話や子供を見てくれる人までいれば、上流階級とも言える生活が叶います。
お風呂に入って体を洗ってもらったり、洋服を仕立てて着せてもらったりと、不倫相手とは全く処遇が違うことが分かるところです。
今の時代でも、お妾さんは密かに存在すると言われています。
お世話係までつけてもらえるなら、悪いことをしている意識は持ち合わせていないはずです。
妾は大切にされる存在
不倫とお妾さんは同じものだと思う人が多くいますが、その実態は大きく違うものです。
隠す存在の不倫と違い、堂々と愛し合うことが出来る妾は、「そんな関係になりたい」と願う人も多くいます。
妾は既婚男性から大切にされる存在です。
心から愛し合い、カレが「妾にしたい」と思うような関係を、築いていきましょう。
戸籍に掲載されることはありませんが、経済的援助や家を与えてもらう事は、可能性を切り拓けるはずです。
理想の関係を掴み、幸せになりましょう。
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